2011年8月21日日曜日

本当は、もっとお気楽なブログを書く予定だった筈……。

本当はもっと高い頻度でお気楽なブログを書く予定だったのに、すっかり間があいてしまった。
8月が凄まじいスピードでお盆に突入し、今に至るまでにネタになりそうなことが無かったかといえば、地方再生ブランディングをネタにシンクタンクに潜り込んでいる男の胡乱なハナシが現在進行形過ぎて触るに触れられなかったり、DVDで見た『イップ・マン』の敵役が、1は日本軍、2はイギリス人で、その描かれ方については非常に興味深くはあったものの、お盆の時期といえば全国的に戦争の記憶を喚起する流れがある上に、「まんべくん騒ぎ」もあって、ネタにすることが憚られたりという有様であった。
他にといえば、ケーブルテレビで『サマーウォーズ』を偶然見かけたのだけれど、傑作と名高い割には全く楽しめず、途中で見るのをやめてしまった。これに関しては、なにがいけなかったのかを後で精査したいが、一応『映画館で見た映画じゃないと見た中に入れちゃダメ』という師の教えを遵守する方向で、少しおちついて切り口を探したいと思う。正直、アニメの文脈とか、全く押さえていないので、その辺ももう少しきちんと押さえてからというところ。

8月に入ってからは、ずっと佐々木健一の新書を平行でパラパラめくりながら、幾つかの本を行ったり来たりしている。前半はカルヴィーノの『アメリカ講義』こちらは朝日新聞社から出ていた『カルヴィーノの文学講義』に補遺を加えて岩波文庫から出たもの。補遺と解説目当てで買ったのに、思わず読み返している。
お盆辺りからは、これまた岩波の言語の科学シリーズ『談話と文脈』こちらは学生の頃バタバタと読んだ記憶しかなかったのと、最近どうも文脈のハナシばかりしているので、確認の意味で。
物語への欲求はSFマガジンと、八犬伝でどうにかしている。八犬伝、面白いんだけれど少しだけ脳みその別の部分が必要な様で、なかなか進まない。八犬伝が進まない問題は文庫というサイズにもある様に思う。

どうも読書が後ろ向きというか、5月頃からこれまでのネタの再確認めいた作業しかしていない。と、思っていたところ、G+で小津坊乙さんから、ちゃんと読み込んで感想をブログに書けとのお題をいただいたので『切りとれ、あの祈る手を……』をポチった。
あらら、この本の著者の佐々木中って同い年ぐらいと思っていたら、俺よりほんのり年下じゃないか。
ずっと気配はありましたが、本格的に自分より賢い年下の人間に色々と教わる年齢になって参りましたよ。

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