食ということになると、人の脳みそは結構蝕まれている。
「虫で赤かったなんて!」とか「プラスチック食ってたなんて!」とか「腐らないのは変だ!」「工場が衛生的だからだ!」という言い合い。
人間ってのは、呼吸も含めて不純物を取り込まないと生きていかれない上に、燃費も悪くてダメな動物なわけで、それでも食物をありがたくいただく文化を獲得しているというのに、「食うな!」という皮肉に対しても「不食の一派が……」という斜めからのまじレスも入る始末。
なにがなんだかわからないんだが、とにかく美味いものが食べたくて、健康にはなりたくて、好き嫌いやら、そもそも食べられないものやら、なんにしても、自分が食いもんでガタガタ言いたくなる瞬間自体、いい気分ではないし、誰かが食いもんでガタガタ言っているのを見るのも嫌だ。
ジェイミー・オリバーのスピーチはガタガタ言うべきところは何処かという彼の視点がクリアになっていて、とてもいい。彼の言い分が納得できれば、自分の行動に落としこむこともできる。つまり、愛ティアを広めることに加担できる。素晴らしくTED的だ。
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