むかしむかしあるところに、何についての許可証なのか誰も知らない一枚の許可証がありました。
その許可証は大昔から沢山の人の手を渡って、今に伝わっています。
かつては、アイザック・ニュートンが木から落ちるリンゴを見て、万有引力についてひらめいた時に彼の手元にあり、マジシャンのフーディーニが肌身離さず持っていたとも言われています。
マーケット・ガーデン作戦で生き残った英国軍兵士の所持品だったり、高名な日本人の冒険家が、ついに戻らなかった旅の最初の野営地から友人に贈ったという逸話もあります。
人々はこの許可証を注意深く観察し、話し合いました。杖のシンボルのようなものが見て取れるので、もともとは何か医術に関わるものではないかと推測する人も居ますが、全くはっきりしたことはわかりません。
許可証そのものを、磁気をはじめ、ありとあらゆるもので分析してみても、なにがなんだかわからないことだらけ。結局のところ、何について許可している許可証なのかも、未だに謎のままです。
0 件のコメント:
コメントを投稿